Days LONDON 写真が語る「変わったロンドン、変わらぬロンドン」

Days LONDON

約100年前に撮影されたロンドンの街並みと、現在の風景を写真で比較。
ディケンズや夏目漱石が見た景色が、どうのように変化したのか(あるいは当時のまま変化していないのか)を紹介します。

Vol.34

Cannon Street Station1910

The Strand - 1897 -

2017

金融街のシティを横断する大通り、キャノン・ストリート。セント・ポール大聖堂付近から続くこの通りは、かつてロウソク(Candle)を扱う店が立ち並んでいたことから、中世英語で「Candlewick Street」と呼ばれていた。しかし次第に語音が変化していき、17世紀頃に現在の「Cannon Street(キャノン・ストリート)」という名で定着した。1866年、ケント方面へ向かう蒸気機関車「サウス・イースタン鉄道」の停車駅として、通り沿いにキャノン・ストリート駅が開業。写真はサザーク・ブリッジから駅舎を撮影したもので、駅の裏側はテムズ河に面している。建造当初は、ガラス張りの鉄骨式ドーム型屋根と、その左右に建つ2つの尖塔が目を引く建物だったが(写真上)、第二次世界大戦中にドイツ空軍の爆弾の直撃を受けた。修復のために屋根は取り外されていたものの、以後復興されることはなく、2つの塔だけが当初の面影を今に伝えている。
Supported by London Metropolitan Archives
ロンドン・メトロポリタン・アーカイブズは、シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション(自治体)が管理・運営する、歴史資料センターです。ロンドンに関する貴重な史料やデジタル画像のほか、イベント情報などを無料で検索・閲覧することができます。
公式ウェブサイト: www.cityoflondon.gov.uk/lma
画像検索サイト : http://collage.cityoflondon.gov.uk
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