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ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

イーストロンドンで開催中、金継ぎドローイング展に行ってきた

割れたり、欠けたりした陶磁器を漆で接着して金属粉で装飾する修復技法「金継ぎ(きんつぎ)」。この日本古来の技法に魅了されたひとりの英国人アーティスト、デーヴィッド・デーヴィス氏(David Davies)によるエキシビション「Glorious Imperfection - the kintsugi drawings」が、イーストロンドンで開催中(2017年7月6日~28日まで)。早速足を運んできました。

「壊れたものを傷口がわからないよう完璧に修復する」という西洋文化。これに対して「欠けやひび割れなどの『欠陥』を隠すのではなく、その部分にあえて注目し、装飾をする」という金継ぎの美学に強い関心を抱いたデーヴィス氏。会場には、金継ぎをイメージしたドローイング作品が展示されています。

作品をひとつひとつじっくり見ていくと、その多くには「牛」が真上から描かれています。金継ぎの模様を思わせる不規則なラインは道のようで、風景を描いた鳥瞰図にも見えます。これまで航空写真をテーマにしたドローイングを描いてきたデーヴィス氏は、航空写真に写る風景と金継ぎを合わせることを思いつき、作品制作に取り組んだのだそう。航空写真と金継ぎを一緒に考えたことなどなかったのですが、改めて作品を眺めてみると、飛行機の窓から地上を覗き込んだときに目に映る風景に見えてくるから不思議。

牛のほかに、蟻も描かれていました。牛と蟻、体のサイズに大きな違いがありますが、空から見た牛と地上で見る蟻は同じサイズで、結局は同じ命なんだよ、という意味が込められているのかなーと勝手に想像を膨らませ、「なぜ蟻なのか?」とデーヴィス氏に伺ってみました。すると、「I'm crazy.(笑)」との答え。アートの世界ですからね、そこにわざわざ言葉による説明は要らないのかもしれません。

場所はオールド・ストリート駅またはバービカン駅から徒歩7、8分のSway Galleryです。入場無料。月~金曜は午前11時~午後7時、土日は予約制。(編集部C)

Glorious Imperfection - the kintsugi drawings
Sway Gallery, 70-72 Old Street, London EC1V 9AN
 

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