ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート
クリスプス専門店「Hipchips」に行ってきた
”芋といっても、いつも退屈な存在なわけじゃない。かつてこの謙虚な芋たちはまったく違ったんだ。もっと美味しく、もっとナチュラルな形をしていて、もっとカラフルで! 僕らは昔ながらの美味しい品種を探し求めてあちこち掘ってきた。そして出会った最高の芋を丁寧に揚げ、びっくりするほどうまいディップと一緒に提供したい”
2016年秋にソーホーにオープンした「Hipchips」は、ポテトチップス(クリスプス crisps)専門店。
クリスプスだけといっても、選択肢はたくさん。まずは芋を選ぶことから。こだわりの品種には、ハイランド・バーガンディー1936(Highland Burgundy, 1936)、レッド・デューク・オブ・ヨーク 1942(Red Duke of York, 1942)、バイオレッタ(Violetta)など7種類ほど。芋の品種にこんなに立派な名前があったのかと、メニューを見てびっくり。芋の知識ゼロで出かけたので、この中から芋を選ぶの(!?)と急に緊張しましたが、芋はすでにミックスされ、選ぶのは芋のシーズニング。ほっ。シナモン・シュガーがかけられた「Sweet」か、塩味の「Savoury」かを選択します(ミックスもオッケー)。
そして次は、これまた自慢のディップ。「カツカレー」「スモーキー・チーズ・フォンデュ」「ベジー・セビーチェ」などの「Savoury」系(すべてベジタリアン・レシピ。「カツカレー」もベジです。苦笑)、「チーズケーキ」「クレーム・ブリュレ」「レモン・タルト&ラズベリー」などの「Sweet」系から好きなものを選びます。
そして完成。サイズは3種類あり、スモールが4.50ポンド(2ディップ付)、ミディアムが6.75ポンド(3ディップ付)=写真、ラージが11.50ポンド(6ディップ付)。 編集部で試食してみた感想は、芋のフライそのままでも十分美味しい!「Sweet」系の芋と、「Savoury」系のディップを合わせたり、どのコンビネーションが好きかを話しながら食べたりと、ずいぶん盛り上がりました。持ち帰りも可能ですが、店内にも飲食スペースがあり、ジュースやビールと一緒に楽しむことができます。(編集部C)