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ぶらりんぐロンドン

ジャーニー編集部がロンドンの街をぶらりとレポート

高級アイス、その価値あり? 「Supershoppers」

ロンドンはすっかり寒くなりましたね。そのせいか家で過ごす時間が増えて、すっかりテレビがお友達状態になってしまった編集部チャッキーです。先日見た番組「Supershoppers(スーパーショッパーズ)」が興味深い内容だったので、ご紹介したいと思います。

「Supershoppers」はチャネル4で放送されている番組で、さまざまな商品に焦点を当て、値段や質の違いを調査する内容。番組ウェブサイトによると、小売業のトリックを暴き、節約に役立ててもらおうという趣旨なのだそうです。レポーターはコメディアンのアンディ・オショーとジャーナリストのアンナ・リチャードソン。

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11月7日に放送されたシリーズ2エピソード1では、アウトレット・ショップの「TK Maxx」の価格表示に隠されたワナや、男性化粧品の効果などを検証。なかでも特に興味深かったのが、アイスクリームです。

英国人は年間9億ポンドをアイスクリームに費やすとされています。たかがアイスクリームとはいえ、バニラアイスひとつをとっても、英国で大人気の「Walls Soft Scoop」は1リットルあたり1.11ポンド、「ハーゲンダッツ」は1リットルあたり8ポンドの、アズダの「Smartprice Vanilla」は1リットル43ペンス(!)と、その価格には大きな開きがあります。高級なアイスにはそれだけの価値があるのでしょうか?

さて結果は…?

アイスクリームの値段の違いを知る重要なカギは、材料のひとつ「空気」なのだそう。アイスに空気が使われているなんて知らなかった私には、最初からビックリ。空気を含むことでやわらかい口解けのアイスが作られるようなのですが、一方で空気を入れることでかさ増しできる『効果』もあるのだとか。アイスクリームは、重さではなく容量で販売されており、各ブランドにとって、空気を入れて容量を増すことがコストダウンにつながるのだそうです。へぇ~!

ふたりは4社のアイスクリームをパッケージに入れたまま溶かして比較したのですが、解凍後の状態や臭い、容量の違いは歴然。容量が半分に減って水と浮遊物に分離されていたり、ただアイスが解けただけなのに見るだけで気持ち悪くなるようなものもありました。その点、ハーゲンダッツはボリュームがあまり減ることはなく、クリーミーな液体になっていて、そのままでも食べられそう。アンディ・オショーも「Well done Haagen Daas.」と認めていました。

米国では空気含有量に関する規制があるようですが、英国では設けられておらず、どれだけ空気をプラスしてもよいのだとか。入れたら入れただけ、コストが抑えられるわけですね。

今回は、高いアイスクリームにはそれだけの理由があることが示されましたが、ものによっては値段ばかり、あるいはキャッチフレーズばかりが一人歩きしているケースが少なくないようです。「Supershoppers」は毎週月曜、午後8時半からチャネル4で放送中。30分弱でさくっと見られておすすめです。英国生活の役に立つかも!? (チャッキー)

 

 

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