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見た目にも環境にも優しいナチュラル・インテリア

コルク

■素朴な色味と風合いが優しい印象を与えてくれる「コルク」。70年代にインテリアの素材として人気を博したコルクに再び注目が集まり、クラフト作家やインテリア各社が、競い合うように洗練された商品を発売している。コルクの魅力を改めて探ってみよう。

2017年3月16日 No.975


左/部屋全体にナチュラル感が漂う Quopi Cork Pendant Light 88ポンド http://vividor.co.uk
右/色のバリエーションもあり Ashortwalk Cork Clocks 14.95ポンド http://ashortwalk.com

私たちの生活に一番身近なコルクといえば、ワインの栓。これを再利用したインテリアやアート作品が今、リサイクル・クラフトとして人気だ。世界各地のクリエイターやアーティストによるハンドメイド作品などが購入できるオンライン・ショップ「etsy」には、数多くのコルク商品が出品されている。シンプルなものでは、ワインの栓を切りそろえてつないだコースターや鍋敷き、金具を取り付けただけのキーホルダーなど、「これなら自分でも作れるかも?」と、制作意欲をかきたてられるものも多い。

コルクはコルクガシ(cork oak)の樹皮を乾燥させて粉砕し、接着剤を加えて圧縮した後、約140度の熱で長時間過熱して出来上がる。加熱段階において、温度や時間を調節することで、色を変えることができるため、ベージュに近いような薄い色から焦げ茶色まで、実はカラーバリエーションが豊富。また、コルクにはミクロの気泡が内包されており、軽量で弾力性があるだけでなく、温かみのある独特の手触りも特徴。断熱性、吸放湿性にも優れることから、キッチンなどの水周りでの利用にも適しているのだとか。

インテリア各社もそうしたコルクの魅力に再注目。テーブルやイス、床材、ライティングやバスタブに至るまで、さまざまな姿に形を変えた商品が販売されている。

このブームの背景として、コルクが環境に優しいとされることが挙げられる。コルクは、樹齢20~30年のコルクガシから樹皮を採取し、その後も約10年周期で、1本の木から10~20回の採取が可能。木を伐採する必要はないことから、環境への配慮がより求められる現代に適した素材であるといえるだろう。

心地よく酔いしれた後のワインのコルク。捨てずに集めてインテリアに活用してみるのも良さそうだ。(文/ネイサン弘子)


【A】:イケアもコルクに注目 Ikea Stool Sinnerlig Cork Dark Brown 50ポンド www.ikea.com
【B】:ファッション・アイテムに! MyCottonHouse Cork Handbag 60ポンド www.etsy.com
【C】:コルク製品専門店「Mind The Cork」 右:Sol Cushion 95ポンド 上:Cork Leather Cardholder 各25ポンド http://mindthecork.co.uk
【D】:素材の特性を生かしたバスマット John Lewis Thick Cork Bath Mat 20ポンド www.johnlewis.com

 

 

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