| 英国で花粉症に苦しんでいる人は1,500万人いるといわれるが、花粉症の症状を和らげるための注射治療が来年から導入される可能性のあることが報じられている。
この花粉症治療薬「Pollinex Quatto」は、芝の花粉とサルモネラ菌を基にした化学物質から作られる。注射をすると、体内に病原菌が入ったと勘違いし、体が攻撃を受けているというニセの信号が発信され、それにより白血球が活動を開始し、アレルギー反応をやわらげるというもの。
3週間にわたって4本の注射を打つことで、症状が緩和され、目薬や抗ヒスタミン薬の使用がおよそ半分に減ったことが報告されている。さらに、費用300ポンドの治療を3年間受けることにより、花粉症が完治することもあるといわれる。
最近行われた治験により、英国、オーストラリア、米国、カナダのおよそ1,000人の患者が、花粉症の症状が改善したとし、一般薬やクリームの使用量が平均19.2%も減り、中には43.3%も減ったと答えた患者もいたという。
同治療薬の製造元「Allergy Therapeutics」は、医師が処方するという条件のもと、英国でもこの注射治療が導入される可能性があるとしている。
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