| 障害競走の元騎手で、競馬の世界を舞台にした数々の推理小説で世界中のファンを魅了した小説家、ディック・フランシスさん=写真右=が、カリブ海英領ケイマン諸島の自宅で亡くなった。享年89だった(写真は「デイリー・メール」紙より)。
フランシスさんは英国の障害競馬で騎手として通算350勝を挙げたが、1956年の『グラン・ナショナル(英国最大の障害競馬)』ではゴール手前で騎乗していたデヴォン・ロック号が転倒して優勝を逃すなど、多くのドラマを残した。
1957年に騎手を引退した後は新聞記者を経て作家に転身、42冊の作品を執筆した。作品は日本を含む20ヵ国語に翻訳され、6,000万冊以上を売り上げている。
1999年には伝記作家のグレアム・ロード氏が、「フランシス氏の作品はすべて妻のメアリーさんが書いたものだ」と主張したが、フランシスさんはこれを否定。ただし、執筆のための調査は、メアリーさん=同左=が主に行っていたとして、メアリーさんが執筆の協力者であったことは認めていた。
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