| 宝くじ当選が寿命を縮める可能性もあるという調査結果が報告された。これは大金を得たことでアルコールの暴飲、麻薬摂取などの機会が増え健康状態が悪化するためで、高額賞金の当選者ほどこの傾向が強まるという。
パリ経済学院の研究者アンドリュー・クラーク氏は、1994年から2005年の間に高額賞金に当選した8,000人を対象に調査を実施。
その結果、当選により精神面にプラスの効果がみられるものの、夜遊びや喫煙、飲酒量の増大といった身体へのマイナス効果も大きく、金額が大きいほどこの傾向が強いことが分かったという。
「経済的に恵まれた人ほど健康」という通説に反するこの結果について、金銭と精神の関係について探った「The Real Meaning
of Money」の著者である心理学者ドロシー・ロウ博士は「大金を得ても人間が変わる訳ではない。また、お金があれば良い医者に診てもらえるからといって、体をいたわらないケースも見られる。さらに、苦労せずに手に入れた大金が、それまで抱えていた問題を深刻化させることがあるのも事実」と説明。
宝くじ当選が寿命を縮めた一例としては、1999年に180万ポンドを手に入れた無職の男性がその後ウイスキーに依存、3年後の2002年に58歳で死亡したケースが挙げられている。また、2002年に970万ポンドを手に入れた男性がその後パーティーと麻薬に溺れ、麻薬中毒の治療を拒否したために2004年に逮捕され、その後、イベント会場で暴力事件を起こし、より重い刑に服すことになったというケースも報告されているという。
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