| 英国でスズメの数が過去30年間で3分の2以上も減少し、都市から急速に姿を消していることが問題になっている。統計によると、英国内のスズメは、80年代半ばから減少を続けており、ロンドンでは1994年から2004年の10年間で60%も減少している。
また、ロンドンのケンジントン・ガーデンズでは、1995年までの60年間で85%の減少、スコットランドのグラスゴー郊外では1959年から1997年の間で99%もの減少を見たという。
野鳥保護チャリティ団体「Royal Society for the Protection of Birds (RSPB)」、「De
Montfort University」、自然保護団体「Natural England」が行った調査によると、スズメのひなのエサになる虫が減ったことがその原因とされる。また、駐車スペース用に庭を舗装したり、デッキを作ったりして庭から草木を取り去ることが、スズメの数の減少に拍車をかけているという。
「RSPB」のウィル・ピーチさんは、ひなが巣の中で飢え死にしているのが現状で、「庭仕事を少し怠けて、庭を荒れ放題のままにしておいた方がスズメのためになる」と話す。
「ピーナツや草花の種は、通年鳥のエサになるが、スズメは夏期、ひなに多くの虫を食べさせることが必要になる」と同氏は説明。虫はスイカズラ、野生のバラ、サンザシ、果樹などを好むが、それらが減少しているという。さらに、庭を舗装したり、裏庭にデッキを置いたり、英国産以外の観賞用植物を植えるといった流行りのスタイルをとり入れることにより、「かつて英国でおなじみだった鳥たちの居場所を無くしてしまうことになりかねない」と警告している。
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