| 英国では今年、自分を「西インド諸島系黒人」とみなす女性の平均賃金が、初めて白人女性の平均賃金を上回ったことを示す調査報告が伝えられた。
政府の労働力調査に基づき国家統計局が分析したデータによると、今年10月までの3ヵ月間で、黒人女性の平均賃金が週あたり462ポンドだったのに対し、白人女性は436ポンドと、平均賃金の差は6%の開きをみせたという。白人女性の平均賃金が黒人女性よりも7%多かったという、昨年の結果が逆転した形。
しかし、差別や人権問題の解決に取り組む公共団体「Equality and Human Rights Commission」では、この調査報告に対し「現実を単純化しすぎている」と警告を発し、職場において黒人女性が上級職を占める率はいまだ少ない点に言及した。
またある専門家はこの現象について、仕事形態や暮らしの形態なども関連していると指摘。黒人女性は都市部ロンドンに多く在住し、このため他の地方で働く就労者よりも高収入を得る割合が高く、また、男女の賃金差が比較的少ない公務員職についている率が高いことも影響していると分析している。さらに、経済状態への不安をより多く抱えるとされる黒人女性は、収入減を防ぐため、出産後に仕事に復帰する際、パートタイム勤務に移行する率が低いという点もも理由のひとつと考えられている。
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