通称「セント・ジョージの十字」と呼ばれるイングランドの旗を競技スタジアム内で振ることが、北京オリンピックで禁止されることになったと報じられた。
イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは、個別にオリンピック大会に参加しているのではないというのがその理由。イングランドの旗の他にも、スコットランドの旗「セント・アンドリューの十字」やウェールズの「レッドドラゴン」など、すべて禁止され、スタジアム内への持込が許可されるのは、英国旗「ユニオン・ジャック」のみ。
中国政府の姿勢は厳しく、参加国以外の国旗はすべて没収され、従わない観客は退場処分となる。また、規則を破った選手は、出場資格を取り上げられる可能性もあるという。これは、チベット独立を支援する人々に政治的な言動をさせないための措置と考えられている。
同オリンピック大会に出場する英国選手のなかには、スコットランド出身のテニスプレイヤー、アンディ・マリ選手(日本では「マレー」と発音)やウェールズ出身で自転車競技に参加するジェラント・トーマス選手など、自らの出身地への「愛国心」が強い選手も含まれる。トーマス選手は「もし勝ったときには、ウェールズ旗で祝いたいと思っていた。それが禁止されるのは、とても残念」とコメントしている。
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