EU法の変更に伴い、曲がったキュウリや形のふぞろいなバナナがスーパーマーケットの商品棚に戻ってくることになった。
「デイリー・メール」紙などによると、これまでEU法で、果物や野菜の見た目に関する厳しい規制が設けられていたが、今後はそれが緩められることになるという。これにより、小売店が色や形がさえない商品も店に置くようになり、無駄に廃棄される食料が減るのではと期待されている。
現在のEU法では果物や野菜は2つのカテゴリーに分類されている。大きさ・形・見た目において厳しい基準を満たしているもは「クラス1」で、基準を満たしていないものはすべて「クラス2」となっていた。
こうした基準に沿って分類すると、リンゴは "赤すぎる"、ニンジンは"太すぎる"などの理由で「クラス2」にせざるを得ないケースが少なくなかったという。
スーパーマーケットなどの小売店は、条件を満たさない「クラス2」のものを割安の価格で販売することもできるが、消費者は見栄えの悪いものには手を出さないだろうという理由から、取り扱いを見送る店が多かった。
今回、36項あるEUの指導要綱のうち26項が撤廃される予定で、リンゴ、レタス、モモなどの一部の青果に対する最小限の基準が残されるのを除いては、条件はかなり簡素化される。
欧州委員会の広報担当者は「食品価格の著しい上昇により消費者が苦しんでいる現状の中で、見た目を理由に食料が無駄に捨てられるのはナンセンス。これまでのやり方は複雑すぎると指摘も受けており、これで大きく改善できる」と話しているという。
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