薬に耐性のある、いわゆる"スーパー結核"に感染するケースが英国で増加していることが、調査研究の結果明らかになった。
国民の健康を監視する団体「Health Protection Agency」の調査によると、2006年にイングランド、ウェールズ、北アイルランドで報告された結核感染の数は8,000件以上と増加しており、今後"スーパー結核"の感染率がより高くなるのではないかと心配されている。また、この増加は、外国で耐性のある結核菌に感染した移民者、特にサハラ砂漠以南のアフリカやインド亜大陸などから英国に移って来た人々に関係があると考えられているという。
「Health Protection Agency」では、1998年から2005年の間に合計で28,620件の結核感染例を観察。投薬治療に対し耐性をみせた結核菌は、同観察期間中に5.6%から7.9%に上昇したという。
また、学術誌「British Medical Journal」のインターネット・リポートによると、複数の薬による治療に耐性がみられたケースの割合は、0.8%から0.9%に上がってたとされる。
1999年以来、ロンドンで結核感染例が300件と急増したのは、結核治療薬「Isoniazid」への耐性が上昇したことに関係しているとみられている。
これらの問題を解決するためにも"地球規模で状況を把握する"ことが必要であり、結核の予防措置の強化と治療に関するさらなるリサーチが要求されると伝えられている。
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