英国で郵便の集配に携わるロイヤル・メール(Royal Mail)のスタッフのうち、少なくとも1日1人が郵便物を盗んだ罪で捕まっているというショッキングな実情が、郵便サービスの質を監視する消費者団体Postwatchからの情報公開要請にロイヤル・メールが応じて明らかになった。
ロイヤル・メールによれば、過去4年間で郵便物を盗んで捕まったスタッフの数は1,321人に上り、平均して1日に1人以上が捕まっている計算になるとされる。
高額な被害では、郵便物から盗んだ小切手を使って2,000万ポンド(約40億円)の詐欺を企てたケースがあったという。北ロンドンの区分所に勤務していたスタッフが小切手入りの郵便物を盗み、自分が率いていた220人規模のギャング団を使ってマネーロンダリングによる横領を企んだもので、このスタッフは2005年に6年半の実刑判決を受けたという。
明らかにされたもの以外にも相当数の盗難が横行しているとみられており、Postwatchは、ロイヤル・メールが今回のような情報公開を定期的に行い、状況の改善を消費者に示すように求めているという。
これに対し、ロイヤル・メールでは、こうした盗難問題を真剣に受け止め、不正行為に対しては厳格に対応すると話しているとされる。
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