英語で「ロリポップ・レイディ(男性はロリポップ・マン)」というかわいい名前で呼ばれているのは、通下校時に学童の道路横断を助ける、道路横断保護員。日本では「緑のおばさん(おじさん)」としておなじみの存在だ。
英国では、道路横断保護員が、車の運転手から罵られたり、脅されたりするのが日常茶飯事になっており、ひどい場合には車をぶつけられるなど、身体的危害を加えられるケースも増加しているといわれる。昨年だけでも約1,400件の事件が報告され、車にひかれて病院の手当を受けた保護員も数十人いたという。
言葉による暴力のほか、クラクションを鳴らす、エンジンをわざとふかす、至近距離を通過するといった危険行為をする、あるいは止まれの合図を無視して走り抜けるなど、ドライバーの悪質行為は挙げればきりがないとされる。
そのような運転手の乱行に対抗するために、 「止まれ」と書かれた標識棒、通称ロリポップ棒に小型ビデオカメラが設置された『新兵器』=写真=が登場したことを各メディアが伝えた(写真は「デイリー・メール」紙より)。このカメラ付ロリポップ棒はオックスフォードシャーの企業「Routesafe」が開発したもので、値段は890ポンド(約17万8,000円)。
カメラは外からもそれとわかるようになっており、運転手の行動を抑制することが第一の目的。しかし万が一、違反行為が起きた場合には、その証拠映像を法廷に提供することもできるとされる。すでに英中部のダドリーや西ヨークシャーのカークリースなどの自治体がカメラ付ロリポップ棒を購入済みという。
© 1999 - 2008JAPAN
JOURNALS LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|