英国で最も値段が高い木は、何と75万ポンド(約1億5000万円)の価値があるとされることが、先ほど行われた調査で発表された。
この木は、ロンドンの一等地、メイフェア地区のバークリー・スクエアにヴィクトリア時代から立っているプラタナスの木で、太さ1.8メートルの大木だ=写真は「メトロ」紙より。
1本の木が、英国における家の平均価格の3倍以上もする75万ポンドとは、高すぎるような気もするが、ケンジントン&チェルシー、ウェストミンスターなど、ロンドンの高級住宅街を抱える地区では、50万ポンド(約1億円)以上の木がいくつもあり、ロンドン市内の街路樹の値段を総計すると、64億ポンド(約1兆2,800億円)にも達するという。
今回の調査は、ロンドンの街路樹に関連した問題に取り組む組織「London Tree Officers Association」が開発した「Capital
Asset Value for Amenity Trees(CAVAT)」というシステムを使用して実施。それぞれの木の大きさ、健康状態、歴史的意味、その木を鑑賞する住民が付近にどのくらい居住しているかなどを基準に木の価値を判断するという。
過去5年間、ロンドンの各自治体は、地盤の沈下に影響を及ぼすという理由で、4万本以上の街路樹を切り倒したといわれ、そのなかには樹齢百年以上の木もあったとされる。しかし、今回導入されたシステムにより、家主、保険会社、地元自治体が木を切り倒す場合、木の価値が高いほど、許可を取るのが難しくなると説明されている。「London
Tree Officers Association」のアンディ・ティッピング会長は、地盤沈下は木が原因ではなく、水はけの問題、家の欠陥工事、天候の変化などが理由であることを理解するべきだと強調。CAVATは、年内にもロンドン各地で適用され、来年には全国規模で導入される見込みという。
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