「テロが心配なために、子どもを作る気になれない」とする英国人は7人に1人、また「テロへの不安から将来の計画がなかなか立てられない」というのは4人に1人にものぼることが調査の結果明らかになり、テロという世界の脅威が個人の生活にも大きな影響を及ぼしている現状が指摘された。
精神健康の促進団体「the Mental Health Foundation」の依頼で、調査機関「YouGov」が行った調べによると、最も大きな心配事として「テロ」を挙げた人は全体の70%、「外国からの移民」を挙げた人は全体の58%
を占めることが判明。また、世界の時事問題が原因で無力感に襲われたり、怒りを感じたりする人は約半数、不安になる人は3分の1以上、落ち込む人は全体の25%となり、「心配事を少しでも和らげてくれるものは何もない」と感じている人も約3分の1を占めたことが分かった。
「The Mental Health Foundation」では、テロなどの脅威が直接的な危険をもたらさなくても、こういった心配事は現実のものであり、個人の生活や精神衛生に大きな悪影響を及ぼすと指摘。世界の時事問題はそう早く解決するものではないため、こういった問題が子どもを作るべきかどうかといった個人レベルにまで影響してくるのは深刻な状態と分析しているという。
臨床心理学のマイケル・レディ博士は、人間はテロや移民といった、未知の集団からの脅威には大きな恐れを抱くものであるとし、このような心配事を和らげるためには、自分は何が心配なのかをよく見出し、そのことについて他の人と話し合うことが大切とアドバイスしている。
© 1999 - 2008JAPAN
JOURNALS LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。 |