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ミュージカル舞台の主役などを、一般公募によるオーディションから選んでいく過程をBBCがテレビ番組化。これらが高視聴率を収めているのに対し、ハリウッド俳優で、現在はロンドンのオールド・ヴィック劇場で劇場監督としても活躍しているケヴィン・スペーシーさん=写真=は、こういった番組の放送は公営テレビ局がウエスト・エンドの一部のミュージカルを故意に宣伝しているのと同じとし、BBCを非難していることが伝えられた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
スペーシーさんはBBCのラジオ4の番組『Today』の中で、BBCはウエスト・エンドのミュージカルにおける主役の座を競わせる番組を放映して、視聴者にそのミュージカルの宣伝をし、劇場同士の観客獲得競争をすでに不公平なものにしていると批判。これは公営のBBCがひそかに営利目的で、アンドリュー・ロイド・ウェバー氏やキャメロン・マッキントッシュ氏などの一部プロデューサーによる出し物を宣伝しているのと同じであると指摘し、テレビの台頭に押されないような、新たな劇場文化の確立の必要性を訴えているという。
問題とされているBBCの一連のオーディション番組は、ロイド・ウェバー氏のミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の主人公マリア役を決める『How
Do You Solve a Problem Like Maria?』でスタート。この番組の成功により、同ミュージカルは前売りだけで1,200万ポンド(約24億円)を記録したほか、同氏による別のミュージカル『Joseph
and the Amazing Technicolor Dreamcoat』では、やはり主役のジョゼフ役を決める同局のオーディション番組『Any
Dear Will Do』の放映後、チケットの完売が続く人気となっており、現在ではマッキントッシュ氏の作品『Oliver!』の主役を決める番組『I'd
Do Anything』が多数の視聴者を惹きつけているとされる。
なお、BBCでは、番組作りは公平を期しており、営利目的ではないと反論しているという。
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