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伝統の英国料理といえば、水などで溶いた小麦粉の衣の中にソーセージを入れて焼いた「トード・イン・ザ・ホール」や干しブドウ入りプディング「スポティッド・ディック」など、様々なメニューが挙げられるが、毎日の食卓にパスタやカレーといった英国以外の国の料理を出す家庭が増えたことで、こういった英国の伝統料理は2021年までに英国の家庭から消滅すると懸念されていることが伝えられた。
英国の大手スーパーマーケット・チェーン「テスコ」が行った調査によると、「ステーキ&キドニー・パイ(ステーキと腎臓の煮込みをパイで包んだもの)」や「ジャム・ローリー・ポーリー(ジャム入りロールケーキ)」などといった伝統料理を、最初からきちんと作る英国人はほとんどいなくなり、代わってパスタやカレーをはじめとする外国料理を作る人が圧倒的に増加していることが判明。
例えば、「スポティッド・ディック」を作るという人は41〜55歳では全体の14%であるのに比べ、18〜40歳の若い世代では全体のわずか5%
しかおらず、また「ビーフ・ウェリントン(牛肉のパイ包み)」を作る人も、40代以上では全体の15%、若い世代では6%でしかないとされる。
一方で、外国料理を家庭で作る人は飛躍的に増え、スパゲティー・ボロネーズを作る人は全体の71%、カレーを作る人は全体の71%を占めていることも分かったという。
「テスコ」では、現状が続けば上記の料理をはじめとする多くの英国伝統料理が2021年までには食卓から姿を消し、その伝統も絶たれてしまうと危惧。
また、伝統のデザートであるプディング類の促進団体「the Pudding Club」でも、英国伝統の料理やデザートは英国人にとっての故郷の味を意味するとし、伝統料理の消滅に深い懸念を示しているという。
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