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ホルモリン漬けのサメや牛といった奇抜な作品で知られる、英国の現代芸術の代表格ダミアン・ハースト氏が、有名になる前に知り合いのフィッシュ&チップス店経営者に贈り、今まで店内にさりげなく飾られていたというホルマリン漬けの魚の作品=写真の右側、壁にかかったケース入りのもの=が、今年末のオークションに出品されることが明らかになり、最高15万ポンド(約3,000万円)という落札価格が予想されていることが伝えられた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
ハースト氏は、1995年のターナー賞受賞で名声を得る2年前、弟のブラッドリーさんが働いていたという、ヨークシャーのリーズにあるフィッシュ&チップス店にホルマリン漬けの魚の作品を贈ったとされる。
この作品はそれから8年間、特に作者を示すラベルもなく、店のカウンター脇の壁に飾られ、これがダミアン・ハースト氏の作品であることには誰も気づかなかったという。
この店はハースト兄弟の子ども時代からの友人であるダレン・ウォーカーさん(39)=写真左=が経営していたが、店の家賃が2倍になり、家賃を払いきれなくなったため、2002年にフィッシュ&チップス店を閉業。今は電気工として働いているというウォーカーさんは、店のローン返済のためにこの作品を競売に出品することを決意したとされる。
ウォーカーさんははじめ、様々な種類の魚がそれぞれ別のケースに入っている、「Isolated Elements Swimming
in the Same Direction(同方向に泳ぐ孤立した要素)」と題されたハースト氏の作品を見て、自分も店に飾るのにこのような魚の作品が欲しいと冗談を言った2週間後、ハースト氏からこの作品が送られてきたとし、当時で少なくとも5,000ポンド(約100万円)とされる同作品には保険もかけず、これがハースト氏の作品であることは誰にも明かさなかったという。
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