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2006年から詐欺防止に有効とされる「チップ&PIN」システム(個人情報が内蔵されたマイクロチップつきカードと暗証番号を併用する方式)が一斉に導入されたにもかかわらず、2007年におけるカード詐欺の被害額は過去最高の5億3,520万ポンド(約1,070億4,000万円)にも達し、年間で25%の増加となったことが明らかになった。
カードの利用に関して金融機関を代表する団体「the Association of Payment Clearing Services」によると、カード詐欺の被害額が増えた背景には、本物のカードから情報が丸写しされた"クローン版"カードの横行があるとみられている。偽造されたカードが海外で不正に利用されており、その被害額は77%の急激な増加をみせているという。暗証番号はかつて銀行での現金引き落としの際にしか使用されなかったが、買い物の支払いなどごく日常的に使用されるようになったことで、番号が他人に知られるリスクが高まったとみられている。英国人のカード個人情報が支払い用の機器などを通して盗まれ、パキスタンやスリランカ、インド、モロッコなど、現金引き落とし機が偽造カードを検知しない国で悪用されるパターンが多いとされる。
その結果、海外でカード情報が悪用されたことによる被害額は、2007年だけで9,000万ポンド(約180億円)から39%増えて2億760万ポンド(約415億2,000万円)となったほか、英国内でもオンライン・ショッピングやカード支払いによるメール・オーダーなどの利用増に伴い、カード詐欺が6%の増加をみたと報告された。
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