「ユニオン・ジャック」として知られる英国旗=写真上=のデザインは、イングランドとスコットランド、北アイルランドの各国旗を合わせて作られたとされているが、200年以上も親しまれているこの英国旗にウェールズの象徴が含まれていないことで、ウェールズの国会議員から、ウェールズの国旗=写真下=にある同国のシンボルの赤いドラゴンを加え、英国旗を新たにデザインするべきだという声が挙がっていることが伝えられた。
この英国旗改正への提案は、レクサムの労働党所属イアン・ルーカス国会議員が「英国旗は連合王国を形作る4つの国家すべてを反映すべき」として提唱したもの。同議員は、国際的に認識度の高い英国旗のデザインをいまさら改正するのは困難であるものの、適切な判断であるのに変わりはないと主張しているという。
この動議については、26日の下院議会でもその是非をめぐる話し合いが繰り広げられ、マーガレット・ホッジ文化相はこの案に対して反対しない姿勢を表明。ウェールズは、英国旗が最初にデザインされた1606年(※)にはすでにイングランドに統合されていたため、ウェールズ独自の国旗は連合王国の国旗に反映されなかったとし、このデザイン改正案を積極的に吟味する意向を明らかにしたとされる。
しかしながら、保守党からは、国旗のデザインをむやみに変える案に対して激しい批判の声が挙がっているという。
なお、文化・メディア・スポーツ省では、国旗のデザイン改正についての具体的な予定はないとコメントしている。
※1801年のアイルランド併合により、現在のデザインに修正されたが、それまでも、白地に赤十字というイングランドの旗と青時に白の斜め十字というスコットランドの旗との組み合わせで、今のデザインと大幅に異なるスタイルではなかった。
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