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販売前の商品に関し、盗難や着服によって生じる損失被害額は最終的に消費者が補う形となり、こうした損失額カバー分を各家庭の年間支出額に換算すると、ヨーロッパ全体の平均が115ポンド(約2万5,300円)であるのに対し、英国では平均およそ150ポンド(約3万3,000円)となり、ヨーロッパで最も額が大きいことが明らかになった。
調査機関「the Centre for Retail Research」と販売セキュリティ会社「Checkpoint Systems」が行った調査によると、商品の万引きやスタッフによる着服をはじめとし、店頭レジでの価格の打ち間違いや会計上のミスなどといったあらゆる原因による英国の損失総額は年間38億ポンド(約8,360億円)に及ぶことが判明。このうち、万引きによる損失額は16億ポンド(約3,520億円)以上、また運搬作業員や店の従業員が商品をくすねることによる損失額は約14億ポンド(約3,080億円)に達し、盗難されやすい商品は、昨年ではアルコールを筆頭にかみそり、CD、DVD、お菓子、香水の順になったという。
なお同調査では、盗難等による商品の年間損失額は、全世界で総額およそ498億ポンド(約10兆9,560億円)であるほか、損失額が世界で最も大きい国はアメリカ合衆国(199億ポンド=約4兆3,780億円)で、2位は日本(48億ポンド=1兆560億円)、3位が英国となり、ヨーロッパ内では1位の英国に次いでドイツ(33億ポンド=7,260億円)がこれに続くことが分かった。
調査元では、セキュリティへの投資が減らされたことで盗難対策が不十分となり、そのために販売店側の利益減額や消費者への負担増といった悪影響が顕著になっていると分析している。
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