クリスマス用のモミの木はクリスマス・シーズンに欠かせないもののひとつ。しかし、英国人がクリスマス・ツリーに好んで用いる種類のモミの木「Nordmann
Fir」の価格が、国内の供給不足により、今年は20%上がることが予想されており、クリスマス・シーズンの家計に少なからぬ影響を及ぼすとみられていることが伝えられた。
クリスマス・ツリー用のモミの木不足は、EUがデンマークのモミの木生産業者への公的資金援助を廃止したのが原因であるとされる。援助を絶たれてしまった生産者の多くがモミの木の栽培をあきらめてしまい、デンマークから英国に輸入されるモミの木の数は、通常の120万本から今年はわずか30万本に減ってしまったとされる。
「Nordmann Fir」は他の種類の木に比べて、葉があちこちに散らばらないため、ツリー用として人気がある。この木は英国内でも生産されているものの、需要を満たすには及ばす、クリスマス・ツリー生産業者団体「the
British Christmas Tree Growers Association」では、モミの木の販売価格を最高20%上げるよう呼びかけ。このモミの木の販売価格は通常約30ポンド(約6,600円)とされるが、値上げにより36ポンド(約7,920円)になるとみられているという。
ちなみに、クリスマスのために英国人が出費する総額は118億ポンド(約2兆5,960億円)を記録すると予想されている。クリスマスの出費は飲食物だけで5億9,300万ポンド(約1,304億6,000万円)に達し、夏の天候不順による収穫量の激減で野菜などの販売価格が上昇したことも影響しているという。
なお、クリスマスのプレゼントなどに費やされる1世帯あたりの額は昨年より3.35%増え、448ポンド(約9万8,560円)になるものと見込まれている。
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