10代の若者が大人や子供と違って、何かとイライラしたり、感情的になったりしやすいのは、ティーンエイジャーに特有の脳内におけるストレス対応法が原因であるという研究報告が発表された。
脳内で分泌される、THPと呼ばれる化学物質は、ストレスが高まる状況においては、通常、鎮静効果を発揮するものの、思春期の若者の脳内では逆の効果を発し、ますます落ち着かない状態にするという。
ネズミを用いた実験では、まず、思春期のネズミにTHPを投与すると、落ち着くどころかますます興奮することが分かり、次にこれらのネズミをストレスの多い環境においたところ、ネズミの興奮はさらに強まったことが分かった。
こういった反応は、大人のネズミやより幼いネズミにはみられなかったため、研究者らはこれが思春期特有のものであると分析。
さらに次の実験では、THPの作用を抑制する物質を投与したところ、思春期のネズミの興奮はようやく収まったとされる。
研究者らは同じ反応が人間でも起こるものとし、今回の実験結果が10代の感情や行動の理解に役立つことを期待しているという。
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