仕事中の眠気を払うには1杯のコーヒーが欠かせないところだが、新たに発表された研究結果によると、コーヒーに含まれるカフェインは一時的な眠気を払うだけでなく、脳内の活動を促進させることにより、特に高齢者にとっては記憶力を高めるという長期的な効能がみられることが明らかになった。
バーミンガム大学の研究者チームによると、脳が複雑な問題を解決しようとする際にガンマ・リズムと呼ばれる波長が出現するが、このガンマ・リズムの働きを弱めてしまう化学物質アデノシンの効果をカフェインが抑え、ガンマ・リズムの量を増やして、記憶力や学習力を高める効果があることが分かったという。
研究者チームは、「1杯のコーヒーがなければ1日が始まらないという人がいるが、これはカフェインが脳内の情報処理速度を速めるだけでなく、注意力と脳内の活動を高めるためと指摘。さらに、定期的にコーヒーを摂取することで、ガンマ・リズムの量が3倍に増えることも報告した。
カフェインは効能と共に、その副作用も懸念されているが、研究者チームでは、現在、カフェインの効能だけを抽出する方法を研究中という。
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