27年間の投獄生活を経て、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に尽力したネルソン・マンデラ元大統領の銅像が29日、ロンドンのウエストミンスター・スクエアで除幕されたことを各メディアが伝えた(写真は「デイリー・テレグラフ」紙より)。
ゴードン・ブラウン首相と除幕式に参列したマンデラ氏(89)=写真=はスピーチの中で、50年ほど前に同胞のオリバー・タンボ氏とウエストミンスター・スクエアを訪れた時、ボーア戦争の英雄とされる元南ア大統領ジャン・スマッツを含む銅像が立ち並ぶこの場所に、やがて黒人の銅像が立てられる時も来るかもしれないと冗談を言いあった時のことを回想し、その冗談が現実になったことを明かしたという。
マンデラ氏はさらに、ロンドンで自分の銅像の除幕式に参列できるとは夢にも思わなかったとしてこれを「栄誉」ととらえ、「この銅像自体はひとりの人間を表したものに過ぎないが、これは実際には、特に南アフリカでの政治的弾圧に抵抗してきたすべての人々を象徴するもの」と語ったとされる。
彫刻家の故イアン・ウォルターズ氏による、高さ2.7メートルのこの銅像の設置には、設置場所や像自体の芸術的意義をめぐって7年も議論が重ねられてきたという。
しかし、除幕式ではこのような苦労は一切過去のものとなり、ブラウン首相もこの像を「希望の象徴」と呼んだとされる。
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