「疲労による眠気のために、これまで何らかの医療ミスをしたことがある」と答えた研修医は全体の3分の2、また「過去6ヵ月間に間違いをした」と答えた研修医も全体の40%にのぼることが調査の結果明らかになり、研修医の多忙な勤務形態が問題視されていることが伝えられた。
1,300人以上の医師にアンケートに答えてもらい、勤務中に医師がどれだけ眠気を催しているかを調べたところ、「眠気に襲われている」と回答した医師は全体の3分の1にものぼることが分かったという。
眠気による医療ミスが最も顕著な医療分野は、医師全体の57%が何らかのミスをしたことがあると答えた救急医療で、麻酔部門では46%、集中治療では38%の医師が医療上のミスをしたことがあると認めたとされる。
英国では現在、医師や研修医の週あたりの勤務時間を減らそうという動きがあるが、英国医師会では、医療ミスの原因となっている医師の疲労は、直前に夜間勤務や当直勤務のスケジュールが変更されることが原因とし、週あたりの勤務時間そのものを減らしても医師の疲労を和らげることにはならないと指摘。法律で勤務時間だけを定めても、多くのNHS(英国の国民健康保険制度)管轄下にある医療機関では、疲労を増幅させる勤務パターンを医師や研修医に強いざるを得ないのが常であり、これによって医療ミスのリスクも高まっていると警告している。
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