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英国王室が各地に所有している宮殿や城などの老朽化がすすみ、これらの建築物の修理には、税金を財源とする公的助成金をさらに年間100万ポンド(約2億2,000万円)増額する必要があるとされていることが伝えられた。
王室の年間支出状況報告によると、王室メンバーが昨年公的資金から費やした額は3,730万ポンド(約82億600万円)で、国民の負担は1人あたり62ペンス(約136円)という計算になったという。
しかしながら、政府から王室に支給される公的助成金額は過去9年間に渡って1,500万ポンド(約33億円)に定められており、1991年に比べると70%近くも減額しているとされる。
女王の手許金管理人アラン・リード氏は、王室所有の宮殿の中には、修理が必要でありながらそれを行えないでいるところが数多くあると指摘。歴史的にも価値が高いこれらの建築物を安全に保つには、補助金の増額は必須と訴えているという。
修理ができないがために、深刻な事故を引き起こしかねなかった出来事には、バッキンガム宮殿のレンガが一部大量に崩れ落ち、アン王女の乗っていた車を直撃しそうになったという事件があったとされる。
また、バッキンガム宮殿以外に至急修理が必要とされているのは、ウィンザー城とその敷地内のフロッグモア・ハウスであるという。
王室関係者らは、政府がオリンピック予算の確保などで財布のひもを硬くするのは理解できるとしながらも、これまで安全上必要な修理をする費用さえ欠いていた状況に不満を呈しているが、政府からの反応は思わしくなく、助成金増額の望みは薄いとしているという。
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