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万有引力の発見などで近代物理学の父とされる英国の科学者アイザック・ニュートン(1642−1727)が、1704年、聖書の黙示録を研究し、世界の終末を神聖ローマ帝国建国から1260年経った2060年と予測したことを記した手記が、エルサレムのヘブライ大学で18日から公開されていることが伝えられた。
ニュートンによるこの手記は、ポーツマス伯爵の邸宅で250年間もトランクの中に眠っていたものだが、1930年代後半に「サザビーズ」で競売に出されたという。
これらの文書の多くは、あるユダヤ人学者が購入し、1969年以降はイスラエルの国立図書館に保存されていたとされ、かのアインシュタインが購入者への手紙で、「独特な思想をもつニュートンの精神構造を探る上で、もっとも興味深いもの」と指摘したことでも知られているという。
ニュートンの時代には、自由に学術研究をするためには、英国国教会の教えには従わなくてもよいという国王からの特赦が必要とされ、ニュートンもこれを獲得。しかしながら、ニュートンは科学的な理由付けによる計算よりも、聖書のダニエル記に書かれてある暗示的な表現から「2060」という数を割り出したとされ、世界の終末はこの年以降に訪れることを強調したほか、世界の終末を予測するのは、他の人々がむやみに聖書の預言から終末の日を予測しては外れるといった繰り返しを止めるためと主張。さらに、終末の日には「邪悪な国家の滅亡、すべての苦難やトラブルの解決、ユダヤ人の苦痛からの解放、永遠の王国の建国」が予言されているという。
ちなみに、ニュートンがダニエル記のどの表現からこのような予測を立てたのかについては不明とされる。
なお、今回公開された手記には、ニュートンがケンブリッジの学者であった頃、自分の収入と支出を綴った事務的な記録や、造幣局の関係者として、当時の貨幣の材料であったスズの価格について、坑夫団体と交渉をした記録などもあるという。
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