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当時クリケットのワールド・カップが行われていた西インド諸島のジャマイカにあるホテルで今年3月、クリケットのパキスタン代表チーム監督ボブ・ウルマー氏が死亡した「事件」で、ジャマイカ当局ではその死因を殺人として捜査を進めていたものの、それから3ヵ月もたたない今月12日、殺人の証拠は見当たらないとする結論を発表。同監督の死因は「自然死」と断定されたことが報じられた。
英国出身のウルマー監督(享年58)は、ワールド・カップ開催期間中の今年3月18日、ジャマイカのキングストンにあるホテルの自室で意識不明になっているところを発見され、やがて死亡が確認された。
折しも、同監督率いるパキスタン代表チームが、「楽勝」相手であるはずのアイルランドとの試合で大敗を喫した翌日であったため、パキスタン・チームの熱心なファン、もしくはワールド・カップにからむ賭博、八百長問題に巻き込まれ殺害されたのではないかとの噂が広まった。また4日後に発表された初期検死の結果でも、同監督の首にある舌骨が折れていたことから監督が絞殺されたとの見方が深まり、殺人説にますます信憑性をもたらしたとされる。
これを受けて、現地警察では同事件を殺人事件として400人以上に事情聴取を行ったほか、パキスタン代表チームのメンバー全員も指紋を採取され、事情聴取が済むまでジャマイカからの出国が許可されなかったという。
しかし、ジャマイカ警察では12日、X線検査の結果、ウルマー監督の骨が折れていたというのは誤りで、同監督の死因は持病の糖尿病を原因とする自然死と断定し、同事件の捜査を終了したとされる。
なお、南アフリカに在住するウルマー監督の妻ジルさんは、「夫の死因が公式に自然死と断定されたことで、息子共々、ひとまずほっとした」とコメントしたという。
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