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過去約500年に渡って世界の歴史にその名を轟かせた著名人らの直筆レターおよそ1,000通が、ある個人コレクターの洗濯部屋から発見された。この中にはエリザベス1世から近代の有名作家に至るまで、英国の著名人が書いたものも多く含まれ=写真、7月3日にロンドンの老舗オークション会社「クリスティーズ」で競売に出品される予定であることを「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
これらの手紙は2年前に亡くなった個人収集家アルビン・シュラム氏の地下の洗濯部屋で、洗濯機と乾燥機の間にはさまれるように置いてあった、何の変哲もない金属製のファイル・キャビネットから発見されたものという。
この手紙の鑑定を依頼された「クリスティーズ」の専門家スザンナ・モリスさんは、これらの手紙がほぼすべてのヨーロッパ言語に渡り、15世紀から20世紀にかけての王侯貴族や音楽家、科学者、作家、画家や哲学者といった歴史上の錚錚たる人物によって書かれたものばかりという事実に驚きを隠しきれず、国家レベルの専門施設以外で目にした中では最高の手紙コレクションとコメント。
元持ち主のシュラム氏は、オーストリア人民主主義者の息子として1926年、チェコの首都プラハに生まれたが、チェコスロバキア併合後の1943年に徴兵され、やがて負傷してロシア軍の捕虜になったという。しかし、その後徒歩で逃亡に成功し、ドイツ経由でウィーンにいる家族の元に帰り、司法省勤務や金融業などを手がけて、スイスのローザンヌで晩年をすごしたとされる。
熱心な収集家として、オークションにはよく姿を現していたというシュラム氏は、手紙のコレクションを家族にすら秘密にしていたとされ、コレクションの目録も特に作成していなかったという。
ちなみにこれらの手紙には、「クリスティーズ」が3万〜5万ポンド(約660万〜1,100万円)との落札予想価格をつけた、ナポレオンが最初の夫人ジョゼフィーヌに宛てたラブレターをはじめ、エリザベス1世がフランス王に宛てた書状やシャーロット・ブロンテの男性批評家を攻撃する手紙など、興味深いものが多数含まれ、売値は総額200万ポンド(4億4,000万円)にのぼると見られている。
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