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5/30 殺虫剤の利用で、パーキンソン病の発症リスクが41%増

殺虫剤や除草剤の使用により、パーキンソン病にかかるリスクが41%高くなるという研究結果が発表され、殺虫剤や除草剤の成分が脳に及ぼす悪影響について、注意するよう呼びかけられていることが伝えられた。

アバディーン大学のフィンレイ・ディック博士がEUからの資金援助を受けて行った今回の調査は、この種のものでは最大規模とされ、スコットランド、スウェーデン、イタリア、ルーマニア、マルタの男女ボランティア3,000人にアンケートを実施。なお、これらのボランティアの3分の1は、パーキンソン病もしくは同様の症状を患っており、これまでに失神して倒れたことがあるか、喫煙しているか、家系にパーキンソン病の患者がいるかなどをたずね、その結果を分析したところ、殺虫剤を使用していた人では、殺虫剤を使ったことがない人に比べてパーキンソン病にかかる確率が41%高くなり、殺虫剤の利用がごくわずかであっても、発症のリスクは13%高まることが分かったという。

また、パーキンソン病発病のリスクは、頭部に衝撃を受けたことがあるという人では2.5倍の確率になるほか、たった一度頭に衝撃を受けるだけでも35%高くなり、遺伝の可能性も指摘されたが、喫煙者では逆にパーキンソン病にかかりにくいことも判明。しかし、これはタバコの成分が病気の予防になるわけではなく、ニコチン中毒にさせる脳内の化学物質のバランス状況が、たまたまパーキンソン病を発症しにくくするバランスでもあるためだとされる。

ちなみに、英国のパーキンソン病患者は12万人で、毎年新たにパーキンソン病と診断される人は1万人にものぼるとされ、60歳以上の高齢者が最も罹患しやすいとされるものの、発症はどの年齢でもあり得るという。

英国のパーキンソン病患者団体では、今回の調査が同症状の発症が遺伝子から環境に至るまで複数の要因によるものであることを裏付けたとコメント。

しかし、殺虫剤や除草剤の生産業界では、商品の製造に関しては安全性を第一に考えており、今回の調査が殺虫剤とパーキンソン病との関連を証拠づけるものにはならないと反論しているという。

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