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先進国におけるぜんそく罹患率の高さは、自然でとれる新鮮な食べ物よりも、ファスト・フードを消費する傾向が強くなったことを反映しているとみなされているが、1日にコップ1杯のリンゴ・ジュースを飲むことで、ぜんそくのリスクが半減する可能性があるとの研究結果が報告された。
インペリアル・カレッジ・ロンドンの医学部付属研究機関「the National Heart & Lung Institute」のピーター・バーニー教授率いる研究チームが呼吸器系の医学情報誌「European
Respiratory Journal」に掲載した研究では、小学校に通う5〜10歳の子供およそ2,700人の親に、子供たちが消費する果物やジュースの量を質問。その結果、少なくとも1日に1杯のリンゴ・ジュースを飲んでいる子供では、ぜんそくになる確率が50%低くなったほか、1日1本のバナナを食べる子供でもぜんそくのリスクが3分の1ほど減ることが判明。
なお、リンゴの効果はジュースのほうが高く、リンゴを生のまま食べてもジュースに見られるような効果は得られないことが分かったという。
バーニー教授は、ジュースという形のほうが果物をそのまま食べるよりも、体に恩恵をもたらす成分を効率よく摂取することができるためと分析。今回の研究はあくまで観察的な調査に過ぎず、ぜんそく予防効果を得るために必要と考えられる正確なジュース摂取量は判定できないとしているものの、少なくとも1日にコップ1杯は必要とし、子供が飲むジュースの量を増やすのは体にいいということに変わりはないとしている。
ちなみに、ギリシャで行われた別の調査でも、果物や野菜、ナッツ類を多く含む地中海式の食生活は子供をぜんそくやアレルギー症から守るのに効果的という結果が報告されているという。
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