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2004年のポーランドのEU加盟後、他のEU諸国で働くために自国を出て行ったポーランド人は推定200万人、このうちの50万人は英国にやってきているとされる。しかし、この中には建設現場などで働く技術者も多く含まれており、これらの優れた人材が国外に流出し、人手不足に陥ったポーランドでは、海外に出て行った自国民に対して帰国を促すキャンペーンを実施していることが明らかになった。
ポーランド政府は2012年に、国内における万博の開催とサッカーの欧州杯共同開催を目指しているとされるが、旧西側ヨーロッパ諸国との経済格差が仇となり、同年2012年のロンドン・オリンピックの会場建設現場に、多くの優秀な人材が流出してしまっており、自国でのイベント誘致のために会場建設が困難な状態にあるという。
ポーランドのクリストフ・オレンツキ副文化相は23日、2012年の万博誘致のためにロンドンを訪問した際、万博の誘致都市であるヴロツワフが開催地に決定された場合は、会場建設に10万人の技術者が必要になると主張。しかしながら、これらの人材を確保するには、海外にいる技術者に帰国してもらわなければならず、国内の他の都市でも今後同様の問題が起こることを懸念し、同国人の帰国を促したとされる。
なお、ヴロツワフ市長もポーランド人移民の帰国キャンペーンを展開しているが、比較的に専門技術がいらない職種の平均年収は、ポーランドでは約8,000ポンド(約176万円)だが、英国ではその4倍近い年収が期待できることからも、キャンペーンはなかなか効を奏していないという。
オレンツキ副文化相は、英国との所得差は縮まっており、また所得は少なくても家族と共にいられるとして、ポーランドにとどまるメリットを強調しているとされる。
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