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現代英国人にとってなくなると寂しい伝統として、毎年のクリスマス恒例となっている女王のスピーチなどよりも、パイント(約568ミリリットル)・グラスで出されるビールやイングリッシュ・ブレックファスト(英国式朝食)を挙げる人が多いことが調査の結果明らかになった。
保険会社「Combined Insurance」の依頼で、調査機関「YouGov」が行った調べによると、かつては英国の伝統として人々が真っ先に挙げていた英国王室や公的組織への尊敬の念が薄れ、日常生活レベルで英国人としてのアイデンティティを支えるものに執着する人が増えているという。
同調査では、テレビで放映される女王のクリスマス・スピーチを見逃したらがっかりするという人は全体のわずか3分の1に過ぎず、また、女王の公式誕生日パレードといった王室行事がなくなっても平気という人は62%にのぼった。その一方で、日曜日に家族がそろってロースト料理を囲む「サンデー・ランチ」の習慣がなくなったり、液量単位としてパイントではなくリットルが用いられたりするのに眉をしかめる人は全体の約3分の2。休暇を海辺で過ごすという習慣に固執する人も85%となったことが明らかになった。
「Combined Insurance」では、人々がかつてのように英国王室を国民の伝統意識の中枢に位置づけなくなったかわりに、日常生活の中の「英国らしさ」を重要視する人が増えたと分析しているという。
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