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英国の元植民地に記録されている奴隷はおよそ10万人近くにのぼるとされるが、自分の先祖を過去にさかのぼって検索できるサービスを提供するウェブサイト「www.ancestry.co.uk」が、このほど初めて、黒人奴隷の先祖に関する検索サービスを始めたことで、これまで困難とされていた、黒人奴隷を先祖とする人々のルーツ探しが可能になったことが伝えられた。
この検索サービスのデータベースには、英国の植民地であったバルバドスで、1815年から、奴隷制が廃止された1834年までの間に登録された9万9,349人の奴隷とその所有者の名前が含まれており、最終的にはカリブ海や南アフリカ、スリランカにいた300万人以上の奴隷のデータも取り入れる予定という。
当時、財産のひとつとみなされていた奴隷を売買、譲渡、輸出入、相続する時は登録が必要であったとされ、同データベースに登録されている奴隷9万9,349人のうち、4万6,347人が男性、5万2,982人が女性とされる。
同ウェブサイトではさらに、ほとんどの奴隷にはキリスト教徒の名前がつけられ、所有者の苗字が与えられていたことも記されているという。
同ウェブサイトのサイモン・ハーパー氏は、「元英国植民地の奴隷を先祖とする黒人家系のルーツ探しは、適切なオンライン情報源がほとんどないために困難とされていたが、このデータベースへのアクセスが可能になったことで、より多くの人々が自分の家系のルーツを知ることができるようになる」とコメント。
ちなみに、登録データの原本はサリー県のキューにある国立公文書館に保存されているという。
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