|
長い一日を終え、ロンドンに戻る電車に乗ったチェロの演奏家グループが、空いている席に高価な楽器を置いてくつろいていたところ、やってきた車掌にこの楽器の分のチケット購入を迫られるという出来事が起こったことが伝えられた。
22日にコーンウォールのペンザンス近郊で開催された国際音楽セミナーでの演奏活動を終えたチェロの演奏家グループは、プリマスから「First
Great Western」社の電車に乗り、ロンドンへの帰途についたという。
電車内は半分しか席が埋まっておらず、比較的に空いていたため、一行は5万ポンド(約1,100万円)もするというチェロ7つを、自分たちの席から離れた荷物専用スペースではなく、自分の席の横の空いている座席に置いて、くつろいでいたとされる。
ところが、チケットの検閲にやってきた車掌は一行の説明にもかかわらず、座席を占めている楽器の分のチケット代として別途に107ポンド(約2万3,540円)の支払いを要求。一行はすでに、1枚25ポンド(約5,500円)の前売り往復チケットを購入していたため、車掌の理不尽な要求を拒否し、警察が呼ばれる騒ぎに発展したという。
車掌が警察への電話で「チェロに関する事件」と説明した際、車内からはあまりの滑稽さに笑いが起こったとされ、乗客は演奏家らに同情し、目撃証言が必要な時に備え、わざわざ電子メールのアドレスまで渡したとされる。
この騒ぎのために電車は数分遅れ、事態に閉口した演奏家のひとりが、やってきた警察官に「自分の座席をチェロに譲って自分は立つことにする」との解決策を提案。
警察は特にすることがないと判断し、そのまま引き返したとされ、車掌も公衆の面前での恥を恐れてか、その後はこの車両に姿を現さず、電車はその後順調に運行を続けたとされる。
「First Great Western」社では、この一件を謝罪すると共に、電車の利用規定の中には、一定以上の大きさと重さを伴う荷物について、事前の特別手配が必要である旨が明記されている事実を掲げ、同車掌の対応は適切なものであったと主張しているという。
© 1999- 2006JAPAN
JOURNALS LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|