|
英国人の3人に2人が教会へは行かず、行ったとしても洗礼や結婚式、葬儀など特別な機会のみで、毎週礼拝に出席するのは全体のわずか10%にとどまるなど、英国人の宗教離れが叫ばれて久しいが、それでも自分をキリスト教徒としている英国人は全体の半数以上に及ぶという調査結果が発表され、英国人が完全に無宗教者になってしまったわけではないと指摘されたことが伝えられた。
キリスト教のチャリティ団体「Tearfund」が、16歳以上の英国人7,000人を対象に行った調査「Churchgoing in
the UK」によると、少なくとも年に一度は教会に行くという人は全体の25%、月に1回という人は7人に1人となり、また自分をキリスト教徒と主張する人は全体の53%を占め、2001年の71%よりは減少したものの、英国人のキリスト教徒意識はまだ健在であることが確認されたという。
普段は定期的に教会に行かないという人でも、個人的な招待を受けたり、友人や家族が出席したり、死別などの困難な状況に陥ったりした場合などには教会の礼拝に出るようにしているとされ、こういった人々は国内で約300万人にものぼるとされている。
また同調査では、毎月教会の礼拝に出席している人の割合はロンドンで全体の22%に達し、45%と最も多い割合を示した北アイルランドに次いで2番目となったほか、人種別では黒人が白人より3倍多い48%を占め、年齢別に見ると、自分をキリスト教徒と認識している割合が最も多いのは全体の75%となった65〜74歳で、16〜34歳では全体のわずか33%程度と、平均の53%を下回ったとされる。
さらに、地元の教会が閉鎖となることに懸念を抱く英国人は全体の60%となり、教会が地域社会で大切な位置を占めていることが明らかになり、同性愛カップルの養子縁組を認めたり、他宗教への配慮という理由で企業が勤務中の十字架着用を禁止したりといった、反キリスト教への社会的風潮が広まる中、今回の調査結果は教会側にとってひと安心できる結果になったとみられているという。
© 1999- 2006JAPAN
JOURNALS LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。
|