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NHS(英国の国民医療保険制度)の管轄下にある公立病院では、来院者から駐車場の利用料金を徴収することで、年間1億ポンド(約200億円)の利益を上げており、中には年間2億ポンド(約400億円)もの「収入」を記録しているところもある事実が判明、NHSの医療機関管轄団体に対し、「患者いじめ」との批判の声が挙がっていることが報じられた。
情報公開法の下に明らかにされた数字によると、NHSトラスト(公立病院の地域別管轄団体)が病院の駐車場利用料金から得ている収益は、2004年度の1,700万ポンド(約34億円)から、2005年度には9,500万ポンド(約190億円)に増加したことが分かったという。
しかしながら、これは全国のNHSトラストのうち、100ヵ所からの回答を元にしたものであり、74ヵ所のトラストからはデータ開示を拒否されており、平均「収入」はさらに多い可能性もあるとされる。
駐車料金からの収益額が最も多かったのは、サウサンプトン大学病院トラストで240万ポンド(約4億8,000万円)となったほか、ケンブリッジのアデンブルックス病院では駐車場の利用に1日最高12ポンド50ペンス(約2,500円)を課し、年間220万ポンド(約4億4,000万円)の収益を上げており、ノーフォーク&ノリッジ大学病院トラストを含むその他30ヵ所のトラストでも、それぞれ1億ポンド以上の収益が報告された。
患者の支援団体や健康関連の圧力団体などでは、今回示された数字を「衝撃的な事実」とし、患者からの搾取として病院側を厳しく批判すると共に、駐車料金からの収益には上限を設けるべきであると訴えているという。
しかし保健省では、病院が駐車場料金を課すことは、来院目的以外のドライバーによる駐車場の悪用を防ぎ、来院者のための駐車スペース確保に有効とし、駐車料金の徴収に肯定的な見方を示しているとされる。
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