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「エコノミークラス症候群」という呼称で知られる深部静脈血栓症は通常、長距離フライトの乗客に多いと考えられているが、実は日常生活の中で座りっぱなしの仕事に携わるオフィス・ワーカーの方がリスクは高いという調査結果が発表された。
深部静脈血栓症は、長時間動かずに座ったままの姿勢でいることにより、主に脚の静脈内で血栓ができ、それがやがて心臓や肺、脳などに移動して血管を詰まらせ、胸の痛みや呼吸困難を引き起こすほか、最悪の場合には心臓発作や脳卒中で死に至るケースもあるという症状。
長時間のフライト中、狭いシートに座りっぱなしというエコノミークラスの乗客に顕著であるとして広く知られるようになったが、血栓症で病院に運ばれた65歳以下の患者を対象に行なわれた調査によると、こういった長時間のフライトが原因とされるのは、患者全体の21%だったのに比べ、仕事で長時間デスクに座っていたことが原因とされるのは全体の34%に達したとされ、座りっぱなしの仕事に就いている人の方が、長時間のフライト利用者よりも血栓症を起こす可能性が高いことが分かったという。
調査ではさらに、血栓症を起こした患者の中には、1日14時間もデスクに座ったままという人も含まれていたとされ、労働時間が長くなる風潮が強まるにつれてこのようなリスクも高くなっていると警告された。
ちなみに英国内で深部静脈血栓症を患う人の数は年間およそ10万人、このうち500〜1,000人が死亡していることも報告されているという。
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