BY JAPAN JOURNALS LTD www.japanjournals.com
3/6 ネット詐欺が多すぎ、捜査が間に合わず!?――警察が密かに捜査対象の最低被害額を設定

インターネットを通じた詐欺や児童ポルノ、ハッキングからコンピューター・ウイルスにいたるまで、ネット犯罪の発生件数が激増していることを受け、こういった犯罪の増加に対応しきれなくなった警察では内々に、捜査の対象とする被害額を1,000ポンド(約20万円)以上と定め、これ以下の被害額には対応しないという措置をとっていることが露呈、批判の的となっていることが伝えられた。

警察がインターネット詐欺の被害額によって捜査の是非を決めているという事実は、インターネットのオークション・サイト「eBay」によって明らかにされたもの。「eBay」では、同サービス上で詐欺などの被害にあった利用者から、警察が捜査をしてくれないとの苦情が多数寄せられたことで、真相の解明に乗り出したとされる。

「eBay」英国支部のセキュリティ担当責任者ガレス・グリフィス氏が、上院委員会に訴えた内容によると、同サービス側が警察に捜査を依頼しようとしても、一定額以上の被害額でなければ対応はできないと言われるだけと指摘。利用者からは、被害にあったのは「わずか500ポンド(約10万円)」のラップトップ・コンピューターであったため、警察はまったく関心を示さなかったという苦情も寄せられたとされ、このような犯罪者が摘発されずにいる状況は、公共に深刻な害を与えていると主張。また、最低被害額は管轄警察署によって多少異なることも報告したとされる。

犯罪捜査をするか、しないかは警察の判断によるが、その事件が法廷に持ち込まれるべきか否かは検察庁が決定することになっており、検察庁では、起訴の是非を事件の被害額によって決めることはしないとしている。

ちなみに今年1月にはロンドン警視庁も、ネット犯罪の増加に伴い、このような事件をすべて捜査することは不可能と発表したとされる。

© 1999- 2006JAPAN JOURNALS LTD. All rights reserved
*本ホームページ中の記事を無断で複写複製(コピー、ペースト)することを厳禁します。

Today's News Index
◆3/6 昨年の国内出生数は51匹!――英国産オッターハウンド犬が絶滅危機種に
◆3/6 職場の男女差は2085年までなくならない――最も差別を受けているのは小さな子供がいる母親!
◆3/6 朝のコーヒーは「目覚め」の一杯にはならない!?
◆3/6 ネット詐欺が多すぎ、捜査が間に合わず!?――警察が密かに捜査対象の最低被害額を設定

◆3/5 医師の研修期間短縮による競争激化、仕事がみつからない研修医は8,000人以上!
◆3/5 強風でも安心!――風で裏返ったりしない傘が登場
◆3/5 就職補助を盛り込んだ新福祉政策、ターゲットは長期の失業者やシングルペアレント!
◆3/5 週末の地下鉄運行時間延長計画、再び実現の可能性が浮上
Home→

© 1999- 2007 JAPAN JOURNALS LTD. All rights reserved