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英国産の猟犬として古くから親しまれていたオッターハウンド(otterhound)犬=写真=だが、人気衰退と狩猟禁止による需要低下から徐々にその数が減り、昨年国内で生まれた子犬はわずか51匹となったことで、絶滅の危機に瀕している点では、ジャイアント・パンダなどよりも深刻な状況とされていることを「デイリー・テレグラフ」紙が伝えた。
オッターハウンド犬の起源は少なくともウィリアム征服王の時代にまでさかのぼるとされ、川の魚を食べ荒らすカワウソ(otter)狩りに利用されたことからこの名前がついたとされる。
水場でも長時間働くことができる、頑丈な体と長い被毛に鋭い臭覚といった、猟犬としての資質を十分持ち合わせているこの犬は、30年前にカワウソ狩りが禁止されたのに加え、より「おしゃれ」なペットとしての犬種がもてはやされるようになって急激にその需要が減少。
英国の犬の登録団体「ケンネル・クラブ」では、昨年にブリーダーの下に生まれたオッターハウンド犬は、ラブラドール犬の4万5,700匹に比べて、わずか51匹でしかなかったことから、現状が続けばあと10年後にはオッターハウンド犬がいなくなってしまうとし、同犬種を絶滅危機種リストのトップにあげる予定という。
オッターハウンド犬の繁殖に取り組むヘレフォード在住のブリーダーは、これが同犬種最後の代になるかもしれないという事実に残念さを表明。家庭犬として躾もしやすく、子供にもなつきやすい性格であるにもかかわらず、「時代遅れ」とみなされて人気がなくなったこと、また体のサイズが大きいことや、約1.5メートルのフェンスなら飛び越えてしまえる運動能力の高さなどが現代の飼い主の条件に合わなくなり、今の深刻な状態を招いたとされている。
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