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英国では大学の医学部卒業と共に医師免許が与えられ、卒業後は一定期間、ジュニア医師として研修を積んでから、一般診療、もしくは専門医療のどちらかに進路を決めることになるが、この研修期間がこのほど4年から2年に短縮されたことで、研修医としてのポストの競争が激化し、8,000人以上もの研修医が仕事に就くことができず、ひいてはこういった医師たちの海外流出などが懸念されていることが報じられた。
慢性的な医師不足が深刻な社会問題となっている英国では、政府による「医療キャリアの近代化」政策の下、医師8,000人の養成に20億ポンド(約4,000億円)の資金が投入されてきたが、研修医のポストが少なくなることで、多額の学費ローン返済を迫られている新米医師が就職先として海外に目を向けるようになり、多くの医師たちはこうした医師の養成プログラムを逆に「医療従事者への虐殺行為」と批判しているという。
現在問題視されているのは、就職時期にあたる今年8月、研修医3万人に対して空いているポストは2万件しかないこと、また研修を始めて2年しか経っていない者が、期間の変更により、研修経験4年の者との競争を強いられることであるとされる。
保守党の健康問題担当官アンドリュー・ランズリー氏は、国内で就職先がみつからないという理由でせっかく養成した人材が無駄になるのは残念なこととし、パトリシア・ヒューイット保健相に問題事項の見直しを要請。
しかしながら保険省では、研修期間を短縮したことで、1回目に就職できなかった者もこれまでのように4年も待たず、2年後には別の就職機会を得られるようになったとし、そのメリットを強調しているとされる。
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