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NHS(英国の国民医療保険制度)管轄下の看護師は激務とされているにもかかわらず、それにみあう給与を受け取っていない現状が問題となっているが、このほど政府が提示した今年の看護師給与引き上げ率がインフレ率をはるかに下回ったものであったことから、現場からは怒りの声が上がるとともに、看護師の離職率にますます拍車をかけるだけとの批判が強まっていることが伝えられた。
NHSの看護師に対する給与は今年の4月から1.5%、11月にはさらに1%引き上げられるとされるが、年間を通してわずか2%強の引き上げ率でしかなく、事実上の「給与削減」とみられているという。
パトリシア・ヒューイット保健相は、看護師がこの引き上げ率に不満である事実はよく承知しているとしながらも、この引き上げ率は理にかなったもので、職員にも公平に配慮されているほか、政府のインフレ率保持の目標にも沿い、NHSが賄える範囲のものと説明している。
しかしながら、看護師になったばかりの職員に支給される年間給与の最低額は今年11月でようやく1万9,600ポンド(約393万円)となる一方で、ロンドンで勤務するNHSの幹部職員の年収は20万ポンド(約4,000万円)になるなど、給与額にも大きな開きが指摘されているという。
看護師養成機関「the Royal College of Nursing」では、このような屈辱的な給与引き上げ率は多くの看護師の怒りを招くと示唆。同機関が先月、看護師1,000人以上を対象に行った調査によると、不十分な給与引き上げへの抗議にはストライキも辞さないと考えているのは全体のほぼ3分の2に達していることが明らかになっているという。
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