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アルコール中毒者向けに12段階の行程を踏んで徐々に中毒から抜け出すことを狙った更生プログラムがあるが、このほどこれを基準に電子メール中毒者向けの更生プログラムが開発され、テクノロジーのあまりに急激な発達のかげで、電子メールが与える精神衛生上の有害さが改めて指摘されたことが伝えられた。
この更生プログラムは、企業のトップクラスで働くキャリア組に生活全般のアドバイスを行う専門家が考案したものという。
この専門家が同プログラムを考案したきっかけは、クライアントのひとりがある日、ビジネスでの取引先となり得る人物とゴルフをしていた際、一打する度に携帯用の電子メール送受信機で自分の電子メールのインボックスをチェックしなければ気が済まず、相手方から「状況に応じた行動がとれない強迫観念保持者」とみなされてしまい、商談を台無しにしてしまったケースが報告されたことだったという。
また、他の電子メール中毒の例としては、誰の所有であろうとコンピューターを目にするたびに自分への電子メールをチェックせずにはいられない、インボックスに3,600件の電子メールがある、数分間に1件もメールが来ないと自分で自分に電子メールを送信してしまうといったものが挙げられている。
電子メールの乱用はビジネスにも巨額の損失を与えかねないとし、休日や車中、また入浴中でも常に電子メールをチェックしてたり、やりとりをしたりしなければ気が済まないという中毒患者に対し、更生プログラムの有効性が期待されているという。
ちなみにキングズ・カレッジ・ロンドンが行った調査によると、電子メール中毒者の認識能力低下の度合いは薬物中毒者の2倍にも及ぶほか、IQ(頭脳指数)も10%低下し、この低下率はマリファナ中毒者の2倍以上とされ、また無気力感が極度に強まることも明らかになっている
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