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航空機から発せられる環境ガスが問題視される中、数週間前に環境保護を誓ったはずのチャールズ皇太子が、カミラ夫人との10日間に渡る湾岸諸国公式訪問に際し、わずか20人の関係者を伴う移動手段として140人乗りジェット機を利用していることが明らかになり、環境保護団体などから批判の声が寄せられていることが伝えられた。
皇太子が利用しているのは、パリを本拠地とする航空機チャーター会社「Aero Services」のエアバス319型機で、今回の外遊用に、ビデオつきの会議設備、シャワー、フルサイズのベッド10台、ウォークインクローゼットなどを完備する豪華仕様に臨時改装されたものという。料金は24時間で6万ポンド(約1,200万円)だが、燃料費や食事代、空港使用料などを入れると1日当たり10万ポンド(約2,000万円)となり、10日間の合計料金はおよそ100万ポンド(約2億円)にのぼるとみられているという。
19日に到着したクウェートを皮切りに、湾岸諸国5ヵ国をめぐる今回の訪問の様子は、十数人の報道関係者によって報道されるが、報道関係者らが環境保護を重んじる皇太子の意思を尊重し、費用の節約も兼ねて、皇太子と同じ飛行機での移動を打診したところ、「全員乗るには狭すぎる」とし、拒否されたとされる。
環境保護には王室一貢献しているとされるチャールズ皇太子は、航空機やヘリコプターの私的利用も王室メンバーの中で最も多いという。皇太子は昨年、交通機関の環境ガスを減らすという視点から、なるべく定期便の飛行機や電車を利用する旨を明らかにしたほか、クラレンス・ハウスの職員がロンドン市内での用事に出かける時のために自転車を2台購入したりしているという。
しかしながらその一方では、環境保護関連の賞を受け取るために、20人の職員を連れ、ビジネス・クラスを占拠し航空機でニューヨークに向かうといった、矛盾した行動もみられ、環境保護団体からは「偽善者」との厳しい批判が寄せられているという。
なお、クラレンス・ハウス側では、皇太子の環境保護への意欲は変わっておらず、航空機利用も状況に応じた判断が必要とコメント。今回の航空機チャーターは、10日間で5ヵ国という過密な訪問スケジュールにおいて、時間と費用を最も有効に活用できる移動手段として選択したと弁解している。
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