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カフェインの摂り過ぎは体によくないとされるが、1日に3杯という適量のコーヒーを定期的に摂取することで、アルツハイマー病にかかる確率が大幅に減るという研究結果が報告された。
ヨーロッパの臨床栄養学専門誌「the European Journal of Clinical Nutrition」に掲載された研究報告によると、ヨーロッパの3ヵ国で、1900年から1920年に生まれた健康な男性676人を対象に、1966年からこれらの男性が何を飲んでいるかを記録すると共に、5年毎に精神状況を確認するテストを実施したという。
その結果、コーヒーを定期的に摂取している人では、まったくコーヒーを飲まない人に比べて、痴呆症になる確率は半減したとされる。ただ、1日3杯以上の量を摂取してもそれ以上の効果は得られなかったという。
研究者らは、コーヒーに含まれるカフェインが脳内の連鎖反応を刺激し、アルツハイマー病によって引き起こされるダメージを防ぐほか、コーヒーに含まれる抗酸化物質などの他の成分も、脳を健全に保つ働きがあるためと分析。
英国のコーヒー消費促進団体「The British Coffee Association」では、アルツハイマー病予防にコーヒーを飲めとはいえないものの、1日3〜5杯といった適量を楽しむだけなら、アルツハイマー病予防効果は期待できるとコメント。
しかし、アルツハイマー患者支援団体「the Alzheimer Society」は、コーヒーの効果についてはさらなる研究が必要としている。
脳内の情報伝達機能が損なわれることで、痴呆症状が現れるアルツハイマー病患者は、英国内に75万人とされ、このうちのほとんどが診断から10年以内に死亡しているという。さらに、アルツハイマー患者にかかる費用は脳卒中や心臓病、ガン患者の合計費用よりも多く、NHSや患者の家族にとって大きな負担になっている。
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