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50年前の政府の機密文書から、当時のフランス首相が英首相に対して、英国のエリザベス2世を元首としたフランスと英国の合併案を提案していた事実が明らかになった。
この文書は国家書類の中に埋もれており、このほど、ラジオ4の番組「Document」によって発見されたものという。
1956年9月という日付のこの文書には、当時のギー・モレ仏首相がロンドンを訪れ、アンソニー・イーデン英首相と会談した際、英国とフランスの合併を示唆し、エリザベス女王を両国の元首とすることを提案した内容が記されているという。
モレ元首相は、当時、フランスと英国が所有していたスエズ運河を武力でもって国有化したエジプトのナセル大統領への対抗勢力として、英国との協調を図っていたものとみられ、この合併が実現していたとすれば、ウィリアム征服王から始まった900年近くにもわたるフランスと英国の確執の歴史が終わり、フランスも200年ぶりに国王を迎えることになっていたとされる。
ただ、モレ元仏首相は「英国びいき」としても知られ、過去2回の世界大戦中にフランスの解放に貢献した英国の功績を高く評価していたという。
記録文書によると、フランス政府は英女王を元首とする考えに抵抗を示していないものの、国内の歴史専門家らはこの案を「ばかげている」と批判の声を強め、また英国側からも「英仏が激戦を繰り広げたワーテルローの戦いやトラファルガーの海戦が歴史上、何の意味も持たなくなる」との戸惑いがみられたとされる。
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