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英国内の犯罪件数が増加するのとは対照的に、法廷に起訴され、罰せられる犯罪数は減少し、全体の100件中1件にしかすぎないことが明らかになり、面倒な手続きや費用がかかる起訴より、警察の犯罪対処件数目標達成や刑務所の定員超過問題解決のため、その場での罰金や警告だけで済ますという安易な措置がとられがちであるとして批判の声が寄せられていることが伝えられた。
英国犯罪調査によると、2006年6月までの1年間にイングランドとウェールズにおいて発生した成人への犯罪行為件数は、前年の1,091万2,000件から1,101万6,000件に増加。しかしこの公式の数字も、犯罪全体のわずか3分の1とされ、万引きなどのビジネスに対する犯罪や、違法薬物所持などの「被害者が存在しない」犯罪、16歳以下への犯罪などは数に入っていないため、これらを合わせると実際の犯罪件数は年間3,300万件にのぼるとみられているという。
内務省によると、年間で逮捕された犯罪者数は6%増え、142万8,000人から151万6,000人になったものの、こういった犯罪で裁判所に起訴された数は45万3,000人から42万3,000人へと8%減少し、しかも被告または証人が出廷しなかったために取り消しとなった裁判は8万件以上を数えたとされる。
また、実際に法廷で処罰を受けた件数は5%減って30万6,000件と、年間の推定犯罪発生件数3,300万件のわずか1%足らずにしか過ぎないほか、禁固刑を宣告された件数も昨年には8万件から7万6,000件に減ったという。
一方で、警察から罰金を科された件数は昨年の3月までの1年間で、前年の6万3,639件から14万6,481件に急増。しかし、このような罰金の3分の1は未納のままとも報告されている。
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